交通事故ウラ話

1章:負うもの・失うもの
2章:事故発生時のこと
3章:事故後のこと
4章:自動車保険のこと
5章:事故防止のこと

もくじ

1章:交通事故で負うもの・失うもの

2章:事故発生時のこと - 直後の対応が肝心!-
・事故発生時のTODO
・事故現場でのタブー

3章:事故後のこと - 示談で解決が王道?もらえるお金は?-
・解決までの流れ
・示談とは
・意外に困る事故後の生活
・交通事故で使える保険
・交通事故でもらえるお金

4章:自動車保険のこと - 元販売員が業界のウラを暴く?!-
・どんな保険に入るべき?
・保険会社はどう選べばいいの?
・あなたはモンスターカスタマーになっていない?
・ビル・ゲイツを轢いたらどうなる?!

5章:事故防止のこと - 事故にあいやすい人って?-
・事故防止のためにできること
・意外に知られていないこと

*平成21年の情報です。

1章:交通事故で負うもの・失うもの

交通事故で負うもの・失うもの

事故防止の意識を高めるために、まずは一度、想像してみましょう。もし自分や大切な家族が交通事故にあったら…。

●身体的ダメージ
後遺症で何年も苦しむ人も。女性の場合は顔に傷が残って婚約破棄・離婚されてしまうケースもあります。

●精神的ダメージ
ショックで運転できなくなった人、ケガをさせてしまった友人や恋人と金銭補償の問題で関係がこじれてしまった人、保険金詐欺の濡れ衣を着せられてウツになった人も。

●社会的ダメージ
重大な人身事故を起こして職を失った人、長期入院を理由に解雇された契約社員、試験が受けられず浪人することになった受験生も。

●金銭的ダメージ
相手が無保険または十分な保険でなかった場合は、自腹を切ることもあります。ケガで入院・通院することになれば、保険金では賄えない雑費も何かと発生します。

●家族のダメージ
家事や子供の世話、ペットの世話、要介護の両親の世話をする人が入院することになれば、代わる人を探したり、シッターさんを手配することに。費用もかかります。

●加害者になったときに負うもの
加害者になると精神的に重い責任を背負うと同時に、法的にも3つの大きな責任を負うことになります。

1.行政上の責任
道路交通法に基づいて反則金や免許取り消しなどの処分を受けるものです。
2.刑事上の責任
刑法に基づいて自動車運転過失致死傷罪などの罪を問われるものです。
3.民事上の責任
民法に基づいて損害賠償責任を問われるものです。

悪いことは考えたくないものですが、心構え一つで防げる事故もあります。大切なのは「事故は誰にでも起こりうる」という認識を持つこと!

【次を読む】2章:事故発生時のこと - 直後の対応が肝心!-

監修者プロフィール(1〜3章)

弁護士 谷原誠
みらい総合法律事務所パートナー弁護士。著書に『交通事故被害者のための損害賠償交渉術』(共著、同文館出版)、『弁護士がきちんと教える 交通事故 示談と慰謝料増額』(共著、あさ出版)など多数。交通事故被害に関して数百件の実績があり、被害者の立場に立った弁護活動に定評がある。

谷原さんHP:弁護士による交通事故SOS